梅雨が明けると夏本番。
夏場は特に工場内の気温、湿度が上がりやすい時期ですので、熱中症に気を付けなければいけません。
熱中症は、主に「気温、湿度が高い環境」で過ごしていくうちに体温調節機能がうまく働かなくなることで、体の調子が悪くなっていく症状です。
横浜金沢、北九州、中部にある各リサイクルセンターでは熱中症対策として、工場内を冷えた空気で循環させ、適切な温度が保たれるようにしています。

「熱中症」ってそもそも何?なぜなるの?
熱中症になってしまうのは、人間に備わっている「体温調節機能」がうまく機能しなくなることが原因です。
体温調節機能とは?
人間の体のなかでは常に熱(生熱)が作られていますが、その熱が36℃前後に保たれるよう、筋肉を多く動かしながら血液で「汗」を作っていきます。
その作られた汗を皮膚から出すことで熱を放熱できる仕組みが体温調節機能です。
この体温調節機能が、
「体が暑さに慣れていない梅雨明け」
「湿度が80%以上」
「25℃を超える」
などの環境下で一定時間を過ごすことで、うまく働かず徐々にバランスが崩れはじめ、体中に熱がたまっていくことで熱中症のサインが出始めます。
熱中症対策として工場内に大規模な空調設備を多数導入
従業員が集中を切らさず快適に働けるよう、工場内の環境整備には常に力を注いでいます。
2021年度には、熱中症対策としてスポットクーラーや工場用扇風機などの設置を行い、冷えた空気が工場内に循環するよう整備しました。
北九州リサイクルセンター
空調設備を多数導入
そのほかにも、工場の出入口に高速シャッターを利用し、エアコン稼働中に冷却された空気が外に逃げないようにしています。
空調設備以外の対策も積極的に導入
毎年の厳しい暑さを乗り切るため、従業員がいつでも利用できる空調ベストの着用、後頭部や首部を保冷剤で冷却するアイテムを導入し、暑さを感じさせない工夫をしています。
現場作業員は体を多く動かすので、水分補給のためのウォーターサーバーや冷蔵庫の増設(経口補水液を常に常備)はもちろん、エネルギー不足による体力低下を防ぐための塩分補給飴の整備も行いました。
また、マスク着用ルールについても、「感染対策」と「従業員の健康」双方の観点から最適なルールを設け運用しています。
従業員が健康的にいきいきと働ける職場環境
社員を守り社員を大事にできなければお客様も大事にできない。これが結果的にお客様満足度の高いサービスにつながると考えています。
共に働く従業員が安心して業務に取り組むことの出来る環境を整え、質の高いサービスを提供すべく、従業員一同邁進してまいります。