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コラム

第5回 レアアース?キドルイ元素?~その2~

更新日:2011年3月7日RSS Feed

希土類元素を使ったブラウン管テレビ 前回にもレアアースの使用例を少し紹介しましたが、1960年代に発売されていたカラーテレビの名称に希土類の“キド”が記載されたものがあったのをご存知でしょうか?
 その名も“キドカラー”!
 聞き覚えのある方もいるのでは??

 キドカラーのブラウン管の蛍光体材料に、その名の通りイットリウムなどの希土類元素が用いられていたのです。
 ちなみに、現在のプラズマテレビや液晶テレビでは ブラウン管テレビと同様に 蛍光体やバックライト等にレアアースが使われています。
 その他のレアアース使用例としては、エアコンのモーターのネオジム磁石やハイブリッドカーのニッケル水素2次電池、電子部品、光ファイバー、セラミックス、光磁気ディスク、原子力など 非常に様々な物に使われているのです。

 多種多様なものに使用されるレアアースは、世界に約8,800万tが埋蔵していると推測されています。
 産出国の割合ほど高くはありませんが、やはり埋蔵量第1位は中国で 世界の埋蔵量の30.7%を占めています。第2位はロシア、カザフスタン等を含むCIS諸国で21.6%、第3位はアメリカで14.8%です。
 埋蔵量は数か国に分散していますが、供給量は一国に集中しており、中国に依存してしまっているのが現状です。

世界の埋蔵量

 中国はレアアースの埋蔵量と供給量で非常に大きな割合を占めていますが、日本では昨今の危機感の高まりと共に、レアアースの安定調達は難しいと考え、脱レアアースや新たな鉱山開発に乗り出す流れになりつつあります。しかし、それだけでは対応しきれない為、代替技術以外に回収技術、省利用技術等が開発・研究されています。

ネオジム磁石とフェライト磁石

 例えばモーターに使われているネオジム磁石の代用として、フェライト磁石(酸化鉄などから出来た磁石)を用いる研究が進められていたり、磁石からレアアースを回収する等の技術開発が進められているのです。

 次回は鉱物から離れて、環境の話をしていきましょう!

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